カシワの味
今回、プレゼントで当った、島根の「土伝酒」でカシワの旨煮の
味付けしてみました。
しょうゆ、酒、砂糖とショウガに、「地伝酒」。
圧力鍋で煮たら、比較的柔らかいようです。
うちの子はこのカシワの固さには慣れたもの。
だから、「うまい!異常にうまいね!」と
あっという間に完食!
手羽などは骨までしゃぶってます。
その煮汁でジャガイモと玉葱を煮たらまた、これがうますぎ!
このカシワは廃鶏です。
鶏舎の中に砂とワラを敷いて、
自由に走り回っている状態。
エサも自分で配合。
青い菜っ葉も地元のもの。
そんな鶏の卵を地元にだけ売っている人がいます。
家族に食べさせるような安全なものを生産する。
信念を持って地産地消を実践しているのです。
クーラーなどないから、夏の暑い時期は卵も少なめ。
このカシワ、味が違うんです。もちろん、固いです。
でも脂身が、ブロイラーとかと違って臭みがないんですよ。
ぶよぶよしてないし。
試食会に自信満々で持っていったカシワの旨煮。
評価は、見事に殆どの人が「固い」。
ブロイラーの柔らかさで育った人には、柔らかさが美味しさと
同じになっているのでしょう。
なんか、多くの人の、
受け入れる味の幅が狭まっているような
そんな気がしました。
ついでに。
岡山では固い肉のことを「しわい」と言います。
関西では「しわい」と言うと「ケチ」の意味に使われますね。
でも、なんとなく雰囲気でてるような……。
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