蔵見学について
蔵見学というのは、蔵元さんにとっては
手間が必要なわりに、それほど売上にもならない
というものだと思われます。
伺ったある蔵では、
以前観光バスでの蔵見学を受け入れていたそうですが、
マナーもよくない人が混じっていたり、
トイレ休憩代わりにされるわで、
もうやめてしまったそうです。
酒屋さんの引率だと
当日買わなくても、またその酒屋さんで注文することも可能です。
だから蔵元さんもお客さんへのサービスの一つとして
考えることができます。
しかし、私たちは消費者に過ぎません。
酒屋さんや居酒屋さんのような上得意になれるはずもないのです。
今回、蔵元さんを訪問して、会で1本買っただけ、
あとは1~2人の方が個人的に買ってくださっただけでした。
私としては、参加者の皆さんは1人1人が
お土産に買ってくださるだろうと
勝手な予想をしていたのですが……。
今回のメンバーは酒飲みだけではなかったので
しかたなかったのです。
しかし、蔵元さんには休日に蔵を開けて頂き、
とっておきのお酒とつまみまで出して頂いたのに。
前もって参加される方と打ちあわせをしておけばよかった、と
申し訳ない気持ちで帰りました。
今後は会としての蔵見学は一人づつ参加費を頂いて、
蔵元さんにお渡しするか、そのお金でお酒を買うか、
どちらかにしたほうがいいのでは、と考えています。
あるいは、最初からお酒を買って帰るのが
参加条件にしておくとか。
または、試飲でおいしかったお酒を
ここのWEBで紹介するなど、
なんらかの広報をさせていただくとか。
参加者にとって、訪問した先のお酒が
その人にとってスペシャルなものになったことは
確かなのですが…。
1回目はご厚意に甘えられても、
その後伺いにくくなってしまいます。
実際にやってみないと分からないものですね。
どうすれば、蔵元さんにも会員さんにも
よい見学会になるか、
これからも考えます。
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