『酒蔵の四季 東京・小山酒造の暮らし』小山織
東京区内で現在も唯一がんばっている
造り酒屋さん、小山酒造。
この3代目蔵元の長女として生まれた筆者が
つづる、懐かしい、昔の蔵の1年間と蔵の歴史。
赤羽、東十条。
以前浦和に住んでいたので
東京に行ったり帰ってきたりする時、
京浜東北線や埼京線に乗ってました。
あんな町の中で!?
ちょっと驚いてしまいます。
読んでいるととてもよい水が湧く、
酒造りに適していた地であり、
また、酒造研究所も近いことが分かります。
淡々と描かれる酒造りのようす、
蔵人さん、蔵元さん、新人さん、
一人一人の姿が光っています。
植え込みの「八重桜や夏椿、木蓮、蝋梅、山茶花、金柑・・・」
前栽の名前を並べる順番、その細やかさだけで
全体の雰囲気まで分かろうというもの。
実家の庭に咲く木々を思い出し、
しばしほっこりしました。
『酒蔵の四季 東京・小山酒造の暮らし』小山織
東京書籍
「酒肴日記 」カテゴリの記事
- 日記の引越し先(2004.04.30)
- 筍の炊き込みご飯 & 日記の引越し(2004.04.20)
- 珠洲で能登杜氏のお祭り(2004.04.19)
- 朝市の日(2004.04.18)
- 生酒の濃い夜(2004.04.17)
Comments