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2003.05.02

『地酒をもう一杯』


 『地酒をもう一杯』静岡新聞社/編集・発行 2000年

 「地元だから
 会える・聞ける・味わえる
 147人のプロが語る
 地酒の旨さ」
 というのが、キャッチフレーズ。

 ぱっと見、
 黒一色のインキ、
 そっけない活字と素朴なレイアウト、
 手描きの地図。

 なーんや、手抜き?
 と思いきや、
 これはスゴイ本だったのです。

 蔵元に話を聞いて、そのお酒の紹介。
 それだけではないんです。
 この本は県内の酒屋、居酒屋・洋食屋・蕎麦屋まで
 かなりの数を取材しているのです。

 今、静岡はおいしい日本酒の地域として
 その名を馳せてます。
 それが、蔵だけでなく、広くお酒を扱う業界が
 みんなで盛り上げているんだ~。
 それが伝わってくる本です。 
 
 私には、これを取材・編集した人たちの
 熱い気持ちがぎゅーっと詰まって
 本が重く感じられました。
 初版7月、2版10月というのが、
 努力の成果を物語っていますよね。


 多くのグルメ雑誌はお店から宣伝料を
 もらって取材しています。
 もちろん、そうでない雑誌もあります。
 この本は、どっちなんでしょう??
 うーん?

 それにしても、えらくウィルスメールが来る日でした。
 ノートン君、ファイト~!

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