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2004.02.08

どうやったらこんな美しいものが作れるのだろう?

 たまたまテレビを見てたら
 ビーズデザイナーの田川啓二さんを紹介する
 番組がありました。

 テレビ東京「極上の休日」です。

 インドに工房を持つ、
 43歳(独身)の田川さんはアパレルメーカーに
 勤務していた時代に、ビーズの美しさに出会い
 「どうやったらこんなに美しいものが作れるのか?」と
 単身インドに修行に出かけます。
 

 
 私にはその気持ちがわかります。
 でも、その技術を身につけ、作りたいとは思わなかった。
 田川さんは「結局モノ作りが好きなんですよ」と
 おっしゃっていました。
 
 私は、おいしいお酒を造ろうとは思わなかったのです。

 よく「そんなにお酒が好きなら、蔵で働けばいいのに」
 と言われます。
 でも、私は蔵人として就職したいとは考えませんでした。
 おいしいお酒を造る人、場所、素材、時代、空気
 もちろん、そのうまさを
 「人に伝えたい!」と思ったのです。

 なぜなんでしょう。
 理由は自分でもわかりません。
 おいしいお酒のことを自分だけにしかできない表現で
 伝えたい!
 人の心を動かしたい!
 そう考えたんですね。

 今夜、田川さんのテレビを見ながら
 なんでだろうと自問自答していたのでした。

 酒は、岡村本家「気分は蔵人」生原酒。
 オリが底に沈殿してたのを
 よく振って飲みました。
 4段仕込みの甘口とのことでしたが
 それが今夜はうれしい。

 オリがらみのフレッシュなお酒と、
 小芋とゴボウ、こんにゃくの煮物。
 おいしうございました。

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