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2004.02.26

峠を思い出す…ちょっとだけ現実逃避

 チャリンコで峠の頂上まで上った時、
 涼しい風がうれしいものです。

 それまで、
 「あのカーブまで行けば坂は終わりだ」と
 自分をだましだまし、

 だましきれなくなったら
 ちょっと自転車を降りて
 木陰のアスファルトで休み休み、
 
 肺の120%くらい使ってるような息をして、
 顔なんて引きつって、
 汗だくになって。

 周囲には誰もいなくて
 休んでいると木々のざわめきや
 小鳥の鳴き声しか聞こえない。
 ちょっと寂しい山中の坂道だったりします。

 たまには、木苺を見つけて食べたりねー。

 一番苦しいのは
 頂上が見えたくらいのところ。
 あと少し、なのになかなか上りきれないものです。

 でも、峠の頂上では
 先に到着していた仲間たちが
 笑顔で迎えてくれます。
 時には
 すばらしい眺めが待っていることもあります。
 
 苦しかった道のことを忘れて
 風に吹かれます。

 元気アメ(注:ご飯以外に昼間食べるのを許されているのは 
 キャンディだけ。アイスとかめったに食べませんでした。
 結構ストイックな旅でした)を
 食べ、ボトルの水を飲み、汗をぬぐいます。
 
 そして、
 自転車に乗って
 ゆっくりと加速してゆき
 下りの爽快感に身を任せるのです。 

 
 学生時代、自転車ツーリングの集合地では、
 たいてい最終日に打ち上げがあり、 
 地元のお酒を飲みました。
 唯一覚えているのは
 九州の熊本で買った「美少年」だけです。
 
 しかし、自転車で一日中 走るわけですから
 カロリー消費もハンパじゃなく、
 みんな飲む量も豪快。(若かったし)

 チャリンコ関係で
 「日本酒をおいしく飲む」には程遠く、
 酔っ払うために飲むほうが多かったような。
 まだまだ「おいしい日本酒」との出会いは
 ずーっと後になってしまいました。

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