暑い暑い京都、思い出すこと
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生さ」と歌った詩人がいて、「さよならだけが人生ならば 人生なんていりません」と歌った詩人もいる。
交通事故の知らせ、突然すぎました。
24年前、今日のように暑い夏のある日、岡山から一人で京都に行きました。尊敬していた先輩に長い長い「さよなら」をするために。
7年前、滋賀県民になって初めての夏、京都にある、その先輩のお墓参りをしました。お墓への道々先輩のご両親と、学生時代の先輩との思い出をお話しました。それが、本当につい昨日のことのようなので、涙が止まりませんでした。
いつでも会えるなんて思っていたら、いけないんですね。
もらった時間や言葉の暖かさ。でももう、返せない時間や言葉。大切な人には、そのとき、そのときに気持ちを伝えていかないと。その人のためにできることを、その時していかなければ。わかってるつもりやったのに。学習能力ない自分。
今日、あるできごとが先輩との出会いと別れを思い出させました。でも、長い長い「さよなら」、本当はできていないんです。先輩は今も24歳のままで私の心の中にいてはるんです。普通に。きっと、出会ったたくさんの人の心の中に、先輩は生きてはるはずです。
先輩に、今てんしょくで、私の大好きな日本酒を飲んでもらえたら。最高なのに。
あ、でも、きっと、生まれも育ちも京都の先輩のことだから、岡山育ちの私のヘンな関西弁を笑わはるやろなあ。
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