« 大津の西岸に本配達 | Main | 無謀なインタビュー敢行 »

2005.12.27

『時代考証 日本合戦図典』笹間良彦

この本、とにかく絵巻物からのイラストが多く、見てるだけで楽しめる本なのです。

鎧着用順、出陣の三献の儀式、果ては首実験の作法。

私がこの本を買ったのは、旗指物のページがおもしろかったからです。旗指物とは、合戦において敵味方を区別したり、武士のアピールのために使われた印のことです。

のぼり旗だったり、ホロだったり。すごいのは大久保七郎右衛門の金のアゲハチョウ。まるで宝塚のスターみたいに背中で羽ばたいてますよ。酒林もあったみたいです。杉の葉を束ねた、アレです。今の時期、酒蔵につるされる、酒林を背中に高く掲げて出陣した武士がいたんですね!酒林の色によって「新酒できました」「熟成中」とか意味があったのかな~。


しかし巨大な位牌の旗指物を背負った矢部虎之進、重さのため馬が合戦の本番で出遅れ、それを恥じて断食し亡くなったとか……。確かに目立つよ、でもなんでそんな21世紀に私にまでツッコミされるようなことすんねん、やべっち!

武士って命がけのアーティスト。

『時代考証 日本合戦図典』
笹間 良彦/著、雄山閣出版/刊
3,675円(税込)

|

« 大津の西岸に本配達 | Main | 無謀なインタビュー敢行 »

日本酒全般」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

なんだか本格的な本を読まれていますね!
武士の功名というからには戦場でも目立つ
必要があったのでしょう。信念とかプライドも
織り込まれていたのでしょうね。
逸話でしょうが可児才蔵という武将が
自分の取った兜首を持ちかえるのが面倒で
それぞれの口に笹の葉を入れたといい
首実検の際に申告した数と笹の葉の数が
一致したという話も聞きました。
徳川家康でさえ三方が原の合戦で信玄に
大阪夏の陣では真田幸村に突撃され
馬印を捨てて逃げたとも言われています。

Posted by: 楽鹿@転寝斎 | 2005.12.27 at 08:18 PM

>鹿さん

 たまたま書店で手に取ったらおもしろかったので。。。
 可児さん、ってどこの人ですか?
 
 馬印捨てたら、結構みんなフツーの人として
逃げられそうですね、顔がわからないし。

Posted by: あひる@滋賀 | 2005.12.27 at 11:54 PM

可児才蔵は織田信長の家来の
羽柴秀吉の家来の福島正則の
家来の武将です!尾張の出身と
されていますので愛知県とか那古屋
だと思います。笹の才蔵なんて呼ばれたみたいです。

Posted by: 楽鹿@転寝斎 | 2005.12.28 at 10:23 PM

>鹿さん

 可児市ってありますよね。
 尾張というと、そのあたりの出身かな~。
 
 おっと、福島正則って、
 もしかして「七本槍」のメンバー??
 滋賀県にもゆかりがあったりして。

Posted by: あひる@滋賀 | 2005.12.28 at 10:42 PM

七本槍、そういえば
御酒の名前でも紹介されていましたね♪
そうです!あの七本槍の1人です!
福島正則は関が原の折り、東軍に参加して
西軍の宇喜田秀家と戦陣の火蓋を
切ったんですよね。

Posted by: 楽鹿@転寝斎 | 2005.12.28 at 11:47 PM

おー!今日正月用に木之元の「七本槍」買ってきました。

Posted by: いもりん | 2005.12.29 at 09:08 PM

>鹿さん

 いやあ、滋賀には歴史のある酒蔵が多いのです~。創業450年、だったかな。


>いもりんさん

 縁起のよい名前ですよね「七本槍」。

Posted by: あひる@滋賀 | 2005.12.31 at 07:14 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 大津の西岸に本配達 | Main | 無謀なインタビュー敢行 »