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2006.01.11

幸せを呼ぶ情報発信を

BBCのテレビクルーの皆さんの日本酒特集の結論「滋賀の日本酒業界は情報発信が足りない」。

ある酒屋さんの毎度毎度のぼやき「小売店へ、蔵の情報をマメに送ってくれはるのは○○酒造さんくらい。他は全然……。だから、こっちもお客さんに伝えようがない」。


蔵元側としては、先日畑大治郎さんとお話してて「みんな商売っ気がないさかい」という言葉を聞きました。


でも、「売るため」ではなくてもいいと思うのです。

愛情こめて送り出した我が娘のようなお酒。

その子(酒)、その子(酒)に、それぞれ違う良いところがあるはず。その子なりの個性を仲人(小売店)さんに伝えたら、お酒もきっと幸せな嫁ぎ先(飲み手)が見つかりますよね。

言葉にして話す、文字に書く。この動作があってこそ始めて言霊の力が生まれるんですから。願いは言霊の力を借りて初めて実現します。


酒造だけでもお仕事は大変です。でも、だからこそ愛情をこめた情報を、お酒とともにお願いします。

(既に情報発信に力を入れている蔵ももちろんありますけど)

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滋賀の地酒」カテゴリの記事

Comments

酒屋が飲み助だと、、、情報は酒から読み取ります。わからないことがあれば蔵に聞きます。
蔵から情報がないなんて、甘えてます。

Posted by: 煮酒 | 2006.01.11 at 04:30 PM

>煮酒どん

 そうですかねえ。

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.01.11 at 04:44 PM

大津の小川酒店さん、長浜のはしもとやさんなどがいい例ですが、自分の足で蔵元の情報をあつめてホームページにアップしておられます。蔵元にいかなくても配達の人や営業の方に「今年の純米吟醸どんな具合」などと聞けばそれなりのお話が返ってくるはずです。
酒販店さんにしても、蔵元にしても「待ち」の姿勢ではいけないと思うのです。
私はすでに10年以上滋賀の蔵元の宣伝マンをやらせていただいていますが、これまで企画した地酒のイベントや頒布会などに積極的な興味を持っていただけたのは、酒販店さんではなく消費者さんでした。
つまるところ「酒販店さんに情報提供するエネルギーを直接消費者さんにそそぎこげば、より効果的ではないか」と思ってしまうのです。
若い頃、酒販店さんにもっていったチラシやサンプル酒が、次行ったときにもそのままの位置にホコリをかぶって放置されていたのを何度も見たことがあるので、なおさらそんな風に思ってしまいます。

Posted by: ほろよい | 2006.01.11 at 07:14 PM

>ほろよいさん

 コメントありがとうございます!

 うーん、ほろよいさんも、煮酒どんもお二人とも情報収集も発信もマメにされている方。
 今回の内容、本当に読んでほしい方は、うちのブログを読んでくださっていないでしょうね。

 ここで提案してもムダだったか……。
 

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.01.11 at 07:39 PM

う〜ん、難しいですねぇ〜。

私(酒屋)から見れば、蔵元の情報を集めてHPで発信するだけなら酒屋の存在意義が無いように思ってしまいます。蔵元さんのお酒を試飲した時に「このお酒は**さんと××さんにおすすめしよう」とか「3ヶ月先が美味しくなるし**さんと××さんにおすすめしよう」とかならないとダメではないのかと・・・。

それと、私が仕入れるお酒はすべて「我が子」やと思って販売してるというのは20年前から同じ気持ちです。他人(ひと)の子と思ってる人の方が圧倒的に多い酒販業界がお酒をダメにしたんでしょうね。自分さえ良かったら(儲かったら)いいと言うエゴな気持ちがこの業界には多かったんでしょう。

仕入れ先と一緒にやる(パートナーシップ)という気持ちが無い酒屋が今でも多いです。蔵元に条件をごり押しして、人より安く仕入れて儲けが多ければそれで良いという考え方の人が多く存在した、未だにしてるというのは事実です。

本当に読んでほしい人が読んでないと言うのはまさしくそうでしょうね。ただ、HPでは発信出来ないおもしろ話もあるのも事実ですしそれを聞くためには直接店に行くのが一番な気がしますが・・・・。

失礼しました〜。

Posted by: 店デジ | 2006.01.12 at 03:07 AM

>店デジさん

 まいど!
 レスありがとう。酒屋さんも子どもだと思って売ること、ほんまに大切やねー。

 うんうん、お酒は対面販売が理想的ですよねー。お客さんがどんどん深みにはまるのを見届けてゆくという……(笑)。

 

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.01.12 at 04:23 PM

私も酒屋をしていて思うのは消費者が熱い!ということです。酒屋がなくなっても熱い消費者と造り手が市場を作っていけるのではという危惧さえ抱きます。そのためにも、卸ももちろんそうですが、酒屋として酒屋ならではの持ち味を生かして、私たちも情報発信をしていかなくてはなりませんね。でも問屋からくる膨大なチラシを見ていて思うのは、どんなお客さんにどんなかたちで・・・そしてどんなタイミングで発信していくのかが大事ですね。私も未熟ながらも店においてあるお酒はまさにわが子だと思っています。やんちゃも引っ込み思案もおりますが・・・・

Posted by: おーちゃん | 2006.01.13 at 08:01 AM

>おーちゃん

 そっか、蔵と消費者が直接……。
 既にその傾向はあるもんね。
 
 熱い消費者以上に熱い酒屋さんでなければ
 酒屋さんは生き残れないのか??

 情報発信が苦手な蔵は、
 熱い消費者を取り込んで情報発信してもらうってのもいいかもねー。ふと思いました。

 あ、既に取り込まれてるか?>家鴨

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.01.13 at 11:48 AM

蔵と消費者が直接…確かに多くなってますが、果たして蔵の方は、どれほど他の蔵のお酒と比べて飲んでらっしゃるでしょうか?それも、売らねば生活できない小売店と比べて真剣さはいかに?

蔵元に、ちゃんと批判できる小売店がいなければ(再度言いますが、生活かかってますから真剣です)酒質の発展は難しい。

Posted by: 煮酒 | 2006.01.13 at 12:31 PM

>煮酒どん

 もちろん、プロ(小売店)と消費者では、持っている情報の質も、継続性も比べ物にならないでしょう。
 
 消費者が反応することで、小売店が動いてくれたらいいのでしょう。どこかがいい方向へ動かないと、ずっと悪いほうへの堂々巡りのようで。
 

 
 

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.01.13 at 02:32 PM

酒屋も蔵元さんも生活かかってるし、皆必死なんやと思いますが・・そうでない蔵元さんも小売店さんもやはるのも確か・・ですよね。私も一所懸命なんですが・・でも舌は難しい・・・・と思います。結局楽しみながら(これも大事やと思います)必死になっている造り手と売り手と、消費者のどれもが大切ですね。こんなにインターネットでの情報が氾濫してくると、雑誌にある意味しかけられた業界(ダンチュウとか)ではなく、一個人の消費者が市場を変えていくんやとも思えるこのごろです。でも酒屋もそれ以上のプロ意識を持って、がんばらにゃといま心新たにしておる次第です。煮酒さんのことはあひるちゃんからよう聞いております。すごい人やと!!・・いつかお目にかかりとうございます。

Posted by: おーちゃん | 2006.01.13 at 05:00 PM

>おーちゃん

 コメントありがとうね!
 これからもいっしょにがんばろうね~。

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.01.15 at 08:50 PM

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