祖母の烏城彫り
祖母の作品、ちょっと携帯電話のカメラでは無理だったので再度UPします。
↑瓦模様の茶びつのふたです。これをひっくり返すと、お盆として使えます。下に本体があり、側面にやはり瓦模様が掘り込まれている大作です。
↑前にUPした鏡です。クレマチス模様です。あまり彫りは上手ではありませんが、塗りや木地は本物なので、存在感はあります。
↑瓦模様のお盆、別の作品。かなり使用感が出てます……。
うまくできた作品を人に差し上げていたので、上手ではない初期の作品ばかりうちに残っているようです。そういうことにしておいてください(笑)。
それにしても、今回の法事は祖母の33回忌。烏城彫り(うじょうぼり)の作品たちを見ても、そんなに時間を経たものとは思えません。ますます艶が出ています。塗りものってすごいですね。トラは死して皮を残す、祖母は死して塗りを残す。本人もそう言って笑っていたような気がします。
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Comments
勉強になります。
イマどき、手入れ入らずの道具が当たり前ですね。
でも、本物は手入れをして価値が増すものですので、
ガンガン使って、こまめに手入れしていくと愛着もましますね。
それが一番の供養になると思ひます。
木地は”栃”っぽいですね。
Posted by: 不悪友 | 2006.03.13 07:42 PM
>不悪友さん
ガンガン使って、
あんまり手入れしてないかも~。
栃ですか。私は知りません。
木地は、お盆や鏡になっているものを買って、図案を先生から頂いて、祖母が彫り、
塗りは専門家にお願いして、仕上がってくるのを楽しみにしてました。
一回、祖母は塗りにもチャレンジしたのですが、
漆にかぶれてしまってあきらめたんですよ。
Posted by: あひる@滋賀 | 2006.03.13 10:40 PM
久々に「茶びつ」という言葉を思い出しました。(^^;
年寄りがいなくなると、こういう道具も使わなくなってしまいますからねぇ。
お盆といい、大事に長く使いたいものたちばかりですね。
Posted by: 燗酒おやぢ | 2006.03.14 08:05 AM
>おやぢさま
そうですねえ、茶びつなんて
おばあちゃんの茶の間でしか使われてない……。
中には、ちょっと反っているお盆もありましたが、まあ、普段使いですから問題なし。
たぶん、弟の子どもにも引き継いで使ってもらえることでしょう。親子四代で余裕で使えるってすごいですね。
Posted by: あひる@滋賀 | 2006.03.14 11:50 AM