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2006.03.05

おじいちゃんのお棺とお燗

金曜日の早朝、実家から電話がありました。祖父が他界したという知らせでした。

金曜の夜はお酒の会。祖父の通夜には行きたかったので、おーちゃんには申し訳なかったのですが、欠席させてもらいました。

祖父は病院から岡山の実家の祖父の部屋に帰ってきていました。
2006-3-4-kawa↑祖父の前庭からのながめ

通夜は2日間あり、金曜日の夜は娘である私のオカン、孫である妹、義妹、私と、ひ孫であるうちの子と、古いアルバムを見ながら昔話をしました。キャーキャー笑いながら。笑うと、祖父は喜んでくれているような気がしていました。

土曜日の夜、お上人さんが来られ、親戚、ご近所の皆さんが来てくださり、読経も行う本当の通夜でした。

皆さんが帰られた後、「おじいちゃんが寂しそう」と妹が一人で祖父のお棺の前で手を合わせていました。お供えにとおーちゃんが託してくださった、「竹生嶋」辛口純米を、妹の子どもがお土産に買ってきた金閣寺の文字の入ったとっくりで燗しました。祖父にもお猪口を出し、妹と私と3人で飲みました。

オカンがお棺の前でお燗です。(笑) さらに遺影の前で「イェ~イ!」(ウソ)。すっごくおいしくて、祖父の顔がうれしそうに見えました。お別れの夜にふさわしい燗でした。(3月4日のブログにも書いています)

今日、葬式と初七日まで済ませてしまいました。

式場から実家に帰って来た時、私がお骨の箱を持つことになりました。その箱は不思議な温かさを感じる重みでした。単なる重さではなく。

祖父は(94ではなくて)96才ということで、大往生でした。戦争、薬害、さまざまな困難を乗り越えて生き抜いた祖父は、きっと空の上でうまい日本酒を飲んでいることでしょう。先に逝った祖母や兄弟たちと再会していることでしょう。

おじいちゃん、ありがとう。

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