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2006.06.02

第57回京都薪能 行きました

薪能を初観劇。

最初の演目「賀茂」は、まだ日が沈まないうちに。見事な青竹で仕切られた舞台。竹には注連縄がつけてあり、風に紙垂(しで)がなびいていました。

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日が暮れると、そこはもののけの世界。薪の炎がゆらめく怪しい世界です。二番目の演目の前に火入れ。まるで加熱殺菌処理されるみたいですが、薪に点火することを火入れと呼ぶそうです。薪の明かりの中で演じられたのは『源氏物語』の六条御息所が出てくる「野宮(ののみや)」。男性が女性のお面をかぶり、着物を着て演じています。不思議な世界です。この世のものではありませんでした。

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舞台に誰もいない状態。薪の明かり、ライトの明かりで、向こう側の神社んの本殿まで浮かんでいます。

三番目は狂言「鬼瓦」。笑えました。奥さんのことを鬼瓦に例えるなんて……今も昔も変わらないのかな。思わず笑ってしまいました。そして、あっけない幕切れにも、どきっとしました。

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そして、いよいよ、師匠のご登場です。

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すみません、やっぱりピンボケ。フラッシュをたかないで撮ってるので、これで精一杯。

師匠、要所要所で笛の音を響かせて、あたりを幽玄の世界に変質させていらっしゃいました。闇に包まれた舞台周辺は、笛の音に誘われてこの世ならぬモノたち、あるいは神様が「来てる」「いらっしゃっている」感じがしました。

師匠がご出演の最後の演目は「小鍛冶」です。神社の使いの白い狐に手伝ってもらって、見事な刀を打つことができた鍛冶。

鍛冶の手伝いをした、白い狐は、まるでうちのくまチャンのような動きをしていました。白狐の冠をかぶった長い髪の毛もくまチャンのように、白くて、少し黄色みを帯びています。なにより、所作が動物っぽいのです。かわいいっ(ハートマーク)。

思わず、「くまチャン!」と心の中で叫んでいた家鴨です。


薪能に、普段使ってない感覚を呼び起こされたような気がします。

師匠、ありがとうございました!

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ちくわ笛奏者への道」カテゴリの記事

Comments

えー行ってはったんですか! わたしは初体験なので全体が見えるよう正面後ろに陣取ってました。笛も鼓もすばらしかったわ~。あれだけざわついた会場をビシッとしめてましたね。背筋が伸びました。

Posted by: いっちー | 2006.06.02 at 12:12 PM

>いっちーさん

 ええっ、いっちーさんもいらっしゃったんですか!でも、あれだけ人が多いと分かりませんね。
 ちゃっかり前のほうにおりました。

 鼓の音より、「ぃよぉーーっ」「おぉーっ」の掛け声に私しびれましたわ。
 すごく気持ちよい掛け合い。間。
 鼓の音自体より、あの声が人間らしさを加えてくれていました。

 謡のコーラス隊の皆さんの声もそうですが極一部だけだし。鼓は舞台最初から最後まで通してでしたよね。

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.06.02 at 02:19 PM

薪能、一度拝見してみたいと思いながら早や数年(涙)皆さん、堪能されたようですね。
今年(こそ!)は会社近くの大阪城薪能に行こうかしら…いや、行くぞ!(こちらには師匠はお出になるのでしょうか?)

Posted by: inugao | 2006.06.03 at 10:51 AM

>inugaoさん

 大阪城でも開催されるんですね、薪能。
 近いからたっぷり堪能できそう!
 でも、広いのでは。

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.06.03 at 06:40 PM

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