「滋賀渡船6号」田んぼ
大中(だいなか)は琵琶湖の一部でしたが、40年前に干拓され、農地にされています。この大中の田んぼで、「滋賀渡船6号」が栽培されています。
あの山のふもとまで、元は湖だったのです。安土城の建っていた山です。こんな眺めのよいところで酒米が育っているんですね。周辺の田んぼは、既に稲刈りは終了。酒米はまだまだ成熟していないのだそうです。目立ちます。
琵琶湖を汚さない滋賀独自の規格「環境こだわり農産物」の田んぼです。Sさんが大切に育てていらっしゃる「滋賀渡船6号」です。すぐそばを流れる水は、琵琶湖の水。シジミのカラがいっぱいで、とってもきれいな水だとわかります。
一本一本が太く、そして背が高い。花の咲くタイミングも、穂の出方もバラバラなんですって。もう成熟した穂もあれば、まだ青い穂もあります。
それは原種に近い米の特徴だそうです。花が咲く時期を、同じ株でもずらせることによって、実りの時期をバラつかせ、もし天候不順でダメな花があっても、遅い花が実るようにという、生き残り戦略なのです。
兵庫でも「山田錦」の刈り取りは10月15日まで待つそうで、「滋賀渡船6号」も、全部熟すまで待っているのです。
環境こだわり農産物は、農薬もかなり従来に比べて使用を少なくするため、こんなイナゴが多いとおっしゃっていました。
普通よりもダイナミックな稲穂。その黄金が波打つ様を見て、すごくうれしくなってしてしまいました。 私って根っからのアジア人なんだ♪
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Comments
私まで嬉しくなってしまいました。
・・・・・しみじみ・・・・やな。
で・・これからなんやな。
Posted by: おーちゃん | 2006.10.04 09:39 PM
>おーちゃん
野性味あふれる、
生命力を感じる稲穂でした。
生産農家の皆さんも、
熱心に育てておられます。
出来上がるお酒も、
ほんと楽しみです!!
Posted by: あひる@滋賀 | 2006.10.05 02:06 AM