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2006.10.20

熟成日本酒は焼き物

日本酒は生もの、ではなくて生き物ではないかと思います。

搾って、たとえ加熱処理しても、時間とともにどんどん味や風味が変化してゆきます。それは劣化するという意味ではありません。

硬くて若い酒を、時間の神様の魔法が成熟した芳醇な酒に変身させることだってあります。

それはまるで、焼き物のようでもあります。作品を窯に入れた後は芸術家の手を離れ、炎の神様が仕上げの筆をふるいます。備前など、同じ窯でも同じ景色の自然釉は二つとできません。

もちろん人は、炎や時間の効果を予測し計算しますが、完全にコントロールできるわけではありません。最後のいくばくかは、自然と時間に任せる部分が残っていると思うのです。


だから、そんな可能性をバッサリ切って捨ててしまうように、「日本酒は新しいうちがおいしい」「寝かせておいてもワインのようにおいしくならない」なんて断言してほしくないです。

もったいないですよ、あの熟成酒の魅力を知らないなんて。それは、吟醸酒を燗したらもったいないと言って、適温より冷やし過ぎて飲むみたいなものです。低すぎる温度ではせっかくの香りも繊細な味わいも薄っぺらになっちゃって、逆にもったいない……。

さあ、あなたも魅惑の熟成酒の世界へカモーン!

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Comments

すばらしい熟成酒は旨み・深みとも申し分ないですよね。僕が以前呑んだお酒はいささかの抵抗が無く喉にスーッと入っていきました。そのなめらかさと何とも言えない味わいに頭が真っ白になった記憶があります。

まだ日本酒を飲み始めた頃なので、どんなお酒だったのか。風の森だったかなあ。

Posted by: マーキー | 2006.10.21 at 04:41 AM

御意。

ただ、劣化を見極める感性はもたなくてはいけないと思うのである。

Posted by: 煮酒 | 2006.10.21 at 08:47 AM

マーキーさん

 何度か同じようなことを書いてるかもしれませんが
 改めて熟成酒の魅力を書きたくなってしまいました~。

 「なめらか」というのも、
 熟成の成果かもしれませんね!

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.10.23 at 05:46 PM

>煮酒どん

 日本酒って
 化粧品と同じく
 「対面販売」しなければならない商品だと
 私は思います。

 劣化についても、
 ちゃんと教えてくれる人(プロ)がいれば
 問題ないでしょ?

Posted by: あひる@滋賀 | 2006.10.23 at 05:47 PM

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