彩葉(いろは) その3
姫路の生熟成酒バー、彩葉(いろは)さんの報告、これで最後です。
このお店の生酒は、そのほとんどをマスターが個人で買って常温で熟成させておいたもの。だから開けるまでどんなふうになっているか分からない、とおっしゃっていました。香りがみりん系、という酒が多いのも納得です。しかし、すごい酒ばかりでした。もう、よそでは出会えない酒ばかり。
このお店、年内いっぱいで閉店してしまうそうなんですよ。もったいない……。
↑ぶりぶりに脂ののった鰤のにぎり! とろりと口の中でとろけて、そのあとに酸のきいた熟成酒を流し込む。
うま~い! 鰤の脂っこさが熟成酒とマリアージュ♪ 重厚なハーモニーです。
↑熱々のラーメン。ダシはブタのようでした。あっさりしてて温麺風で、おいしかった~。
↑出た~!上原酒造「亀亀覇」純米吟醸! H12BY、生詰。酒米「亀の尾」を使ってあります。うまい。滋賀のお酒も2種類出てきてうれしい!
彩葉(いろは)さんにて、パンチさんは「よい飲み屋には、うまい酒と笑い声だけがあるんや」「にぎり寿司のうまい店はいくらでもあるけど、それにあわせる酒として、こんな熟成酒を出す店は他に絶対にない!」とおっしゃっていましたが、ほんと、皆さん笑って、お酒談義に花を咲かせて、楽しい時間でした。
↑「伏見男山」純米吟醸 2級 H1BY。当時はまだ一級二級という分け方だったんですねえ。
↑これで〆だ~! 「伏見男山」S36BY。たぶん、当時は三増酒だったでしょう、とマスター。でしょうね、本醸造なんてなかったでしょうね。味わいは、数年したら消えてしまいそうな、はかないうまさ。渋みと酸味がきっちり後キレさせています。値段表(一番下の段)を見て二度びっくり。一杯1万円だって!!
写真はありませんが、お酒はあと、1994BYの「梅の宿」斗びん取り、H10BYの「十四代」愛山。これって梅酒みたいな印象でした。以上を飲みました。
それと、マスター手作りの白菜とカブと柿のお漬物も、ほんまにおいしかった! 化学調味料が無い味。
もう、「彩葉」さんには二度と伺えないかもしれません。マスター、あと少しあのお店での充実した時間をお過ごしください。ありがとうございました。
今回は1人7000円でした。住所・電話番号、不明。パンチさんに引率されて行ったので、場所もよくわからず、連絡先を聞くのも忘れてしまいました!すみません。
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Comments
参りましたm(_ _)m
Posted by: 椎名次郎 | 2006.12.11 11:16 PM
>師匠
今度は師匠の番です~。
楽しんでいらしてくださいね。
Posted by: あひる@滋賀 | 2006.12.12 12:20 AM