「天地の唄」冨田酒造
「天地(あめつち)の唄」冨田酒造、飲みました。
余呉(滋賀県の北)の野良師こと前田壮一郎さんの田んぼのお米は「天地の唄」というブランド名です。そして昨年は酒米の「玉栄(たまさかえ)」を栽培し、その米で仕込んだお酒「天地の唄」が誕生しました。
前田さんは冬の間、冨田酒造で蔵人として働いています。だから米から酒になるまで、一貫して関われたわけですね。すごいことです。蔵元の冨田泰伸さんも、酒米の田んぼでいっしょに働いていました。
そして、酒米作りには、たくさんの人が田植えから稲刈りまで関わりました。農薬は1回だけなのだそうです。
私も、稲刈りには参加しました。少しだけぬかるんだ田んぼに、田植え長靴で入り、鎌を借りて刈り取りました。「玉栄」の丈の短いことに驚きました。米の改良というのは、こういうことなんだと体感しました。
手で稲刈りしたのは、コンバインの入れないスミだけ。あとは機械があっという間に刈り取ってゆきました。刈り取った稲穂は、コンバインに手で送り込み、脱穀。自動的に稲藁は切り刻まれて出てきました。それを田んぼに振りまいたり。
秋の一日、山に囲まれ、川のそばで、風を感じて、みんなとわいわい過ごしました。
そんな思い出と、感覚がいっぱい詰まった酒なので、私には味や香りを客観的に評価できないのでした。ただただ、「うまい!」としか。確かに、土とお天道様と雨と人間の協力が酒になりそれは唄に似ている、とでも。
酸が結構きいていましたね。それと、まだ若いので苦味も残ります。もう少し熟成させて秋の収穫祭に燗つけてみたいです。(懲りてない)
まだ、この酒が構想でしかなかったとき、名前をどーするって話で「いい名前がもうあるやん!」って言った。それがこうして本当にお酒になっている。コトダマでしょうか。
裏ラベルに関わった人の写真が。
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