ラッキョ兄さんの落語「ことほぎ寄席」
同じ師匠に能管を習っている兄弟子のラッキョ兄さんは、学生時代から落語を続けておられます。現在社会人10年目だそうですが、今も仲間の皆さんと「落語天狗の会」の会員として定期的に落語会を開催され、高座にあがっておられます。
今日はそのラッキョ兄さんがお出になるというので、大阪の谷町9丁目駅から歩いて数分の高津宮という神社まで「第26回ことほぎ寄席」を聞きに行きました。師匠のご案内があったのでまっすぐたどりつけ、ありがたかったです。師匠のお弟子さんの浮雲兄さん、M姉さんもおいでになっていました。
5人の方の5つの噺、それぞれ聞かせるもので、よう笑わせていただきました。
「動物園」「ちりとてちん」「船弁慶」「江戸荒物(ラッキョ兄さんの噺)」「算段の平兵衛」。
噺として印象的だったのは「船弁慶」でした。これは夫婦喧嘩を平家の武将平知盛の亡霊と弁慶になぞらえるオチで、私にはピンとこなかったのですが、あとで師匠や浮雲兄さん、M姉さんに伺ったところ能でも、歌舞伎でもある有名な舞台だそうです。
「船弁慶」という落語は、聞いている人に能や歌舞伎の知識がなければ成立しません。昔は、ちょっと余裕のある旦那さんのたしなみは、謡などに相場が決まっていたそうです。しかし、いつしかそれがゴルフにとって代わられた。ってことは、うちの能管の師匠は昔ならゴルフのプロみたいな存在?レッスンプロ?(笑)そんな話も出ました。
能、落語、歌舞伎。文楽などもありますね。これらの世界は知れば知れるほど奥深いもので興味が尽きません。
あ、ちくわ笛もね。
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