香りの不思議
先日、バラ園に行った時にバラの香りのすばらしさに衝撃を受けました。
花によってその香りもまた様々でした。強烈な甘い香り、淡い香り、石けんのような香り、きっちりお化粧しておしゃれをした女性が香水をつけているかのようなセクスィな香り、あるいは少女のような清楚な香り……。
それはそれは奥深い世界へ誘う香りでした。
どうして、今、香りに誘われるのか。
学生時代にサイクリングしてみんなで遊びに行ったRSKバラ園(笑)(注:RSKとは在岡山の放送局)。その時は特に感じなかったのです。フツーに「キレイ」と言ってた気がします。
学生の頃と今の私では、経験値が全く違う、それしか考えられません。
「生老病死」
これがまだ、単なる文字でしかなかった20代。バラの花が咲いている、香っていることの本当の意味が感じられなかったのでしょう。
今だって、全てを悟ったなんてわけじゃありません。でも、なにがしかの、どうにもならない屈託した思いや痛みを抱いて生きている毎日の中で出会ったバラの美しさと甘い香りに、未知の魅力を感じ心を奪われたのでした。
華やかな吟醸香にショックを受けたのがきっかけで日本酒の魅力のトリコになったという人もいると聞きます。日本酒って米と米糀と水だけが原料なのに、リンゴ、バナナ、ブドウなどフルーツのようなフレッシュな香りがするのですから、本当に不思議です。
香りは味にも影響するもの。鼻をつまんで食べたらシチューもカレーもよくわからない。
香りの世界は追求すればするほど、奥が深くて道に迷いそう……日本酒と同じですね。花の香りを勉強することで日本酒の香りのことも理解したいと考えています。
まさに「酒とバラの日々」です~えっ?ビョーキなのかって?いや、そこまでヤバくないですよー。
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