上原酒造初呑み切り カブトムシの夜
土曜日、上原酒造の初呑み切りに参加してきました。なんだか久々のお蔵訪問です。

年々増加の一途をたどる参加者数、ちゃんと入れるかどうか心配でしたが、午後も遅い時間にはピークが過ぎていて、ゆとりがありました。

杜氏さんの、真っ黒なお元気そうなお顔を拝見できて、ほんとうにうれしかったです。但馬杜氏の酒造り唄を教えていただく約束をしたのですが、覚えていてくださるかしら。

出品されたのは、51種のお酒。今年ははき出さずに飲みました。だから、全部きくつもりはなく、半分以下しか味をみませんでした。
今年も、まずは「たかね錦」のお酒をメインに、それと似たスペックのお酒で酒米違いのものを比べるようにしてみました。
すると、「たかね錦」「備前雄町」「山田錦」の違いがわかる気がしました。これでやっと、区別つくかも。
「備前雄町」のお酒は、香りが甘ったるくてしまりがないんですが、味は酸が結構きいていて印象が違う。きりっとしてるんです。
「たかね錦」のお酒は、干しぶどうみたいな味と香りがふっとくる。
「山田錦」のお酒は、香りは「割りとよくあるタイプの君」って感じでスッキリしてて、味はバランスがとれていて優等生っぽい。
ただし、これは上原酒造のお酒の中で味をみた中の、しかも私の感じ方なので、全く違うと思われる方もいらっしゃるはずです。しかも、好みも人それぞれ。だから、私は好みじゃない「備前雄町」の香りが、「雄町」ファンの人にはたまらなくいいのかもしれないんです。
それと、香りの表現もその人の生活体験から出てくるわけですから、かなり違うのがよくわかりました。みんなで未出荷の参考出品みたいなお酒のことを「このお酒の香りは○○みたい」と言い合っている時、Kちゃんと私が同じような例えをして、わかり合ったんです。
それは「カブトムシのにおい」。カブトムシを飼ったことがある人でないと理解してもらえないのでしょうが、飼った体験のある人なら納得してもらえるはずなんです。∞さんが、それを分解して表現してくださったのが「湿気た木と果物が発酵したにおいが混ざり合ったにおい」。まあ、ざっくりとしたくくりでは「土系のにおい」とも言われました。
Kちゃんも私も、自然に囲まれて育ったからなあ……![]()

姉御のお住まいも、自然に恵まれた環境にあります。先日、カブトムシが玄関の門灯近くにとまっていたのだとか。
アフター初呑み切りの宴会をした、ファミリーれすとらん ひろせ 寿し正からの帰り道、夜のJR北小松駅で、「カブトムシが照明に集まってくるんですから、すごい環境ですね」と言って上を見上げたら、ホームの蛍光灯にカブトムシがっっっ!

うひゃー!ほんまに居るし!
あー、楽しかった。上原酒造の皆さん、酒つながりの皆さん、本当にありがとうございました!
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