ミレイ 週刊小学館ウィークリーブック西洋絵画の巨匠24
今日は仕事の待ち合わせまでに時間があり、書店に寄ることができました。またオカンにお土産にしようと、週刊小学館ウィークリーブック西洋絵画の巨匠をチェック。
オカンの気持ちが晴れるような、明るい元気な絵画がいいな、といろいろ見ました。
欲しかったモネは売り切れ。シャガールの青はイマイチ私のイメージよりも透明感がない。
ボス、病気になりそう。(私は結構好きだけど)
ということで、購入したのは、レオナルド・ダ・ビンチ、ボッティチェリ。他に、週刊朝日百科国宝の美復刊01興福寺阿修羅像も。(ええ、メジャーどころですとも)
ボッティチェリ、いいですね!「春」の三美神や「ヴィーナスの誕生」、女性美の極みです。
レオナルド・ダ・ビンチの表紙は「モナ・リザ」、それを開くと最初の作品は、「白貂(しろてん)を抱く貴婦人」です。イタチ科そして、オカンはこの作品を生で見たことがあるのです。この絵の絵はがきをお土産にくれました。きっと喜んでくれることでしょう。
私は展示会の会場で白い貂の刺しゅう入りタオルハンカチを買いました。この絵だけを見るために京都市立美術館まで出かけて行ったのです。白いフェレットをモデルにして描かれたと言われているらしい。私にとってはポイント高し!
しかし、この白貂はアーミン(オコジョ)というより白クマに近いけど……
そして、今回心を奪われたのは、ミレイの表紙でした。「オフィーリア」です。
美しい妙齢の女性が、バイカモの咲く小川に流されていく姿。その恍惚とした表情を浮かべた蒼白な顔と周囲の暗い水との対比が鮮やかすぎる。これから彼女は死んでいくんですよ。あり得ない、異様な光景です。
そういえば、『赤毛のアン』にもオフィーリアごっこをしていて大変な目にあうアンのエピソードが描かれていたっけ。この美しさは乙女のあこがれなんですね。
昔漱石の『草枕』を読んだ時、いろんな情報を混ざり合って記憶してしまい、ターナーの「オフィーリア」だと思い込んでいました。でも、ターナーの作品には見あたらず、漱石が『草枕』でふれていた「オフィーリア」がどんな絵なのか、それこそ30年くらい不明でした。(出てくる羊羹が「とらや」だったことは鮮明に覚えているというのに……)
「オフィーリア」はミレイの作品でした。
漱石も一目でこの絵のことが一生忘れられなくなったに違いありません。
このミレイはオカンじゃなくて自分のため。
ああ、「オフィーリア」実物大ポスター、部屋に貼るには恐すぎる。
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