地酒BAR膳で雄町三昧
地酒BAR膳さんが、10月末でお店を閉めると聞いて、あわてて土曜日に伺いました。
お店に入ると、カウンターにはずらりと「アンフィルタードサケ」が並んでいます。さっそくそれをお願いしました。
これは「梅の宿」の(右から)平成11、12、13年の「備前雄町100%」です。若いほうからきいてみると、11年のものがえらく辛く感じました。辛いっちゅうか、残るっちゅうか、なんとも印象的。どれも雄町の甘さを感じました。
これらは着いたばかりなので本当は2~3日落ち着かせてからのほうが本来の味になるはず、とのことでした。デリケートなんですね。
それから、「不老泉」。3年後に赤ラベルになるお酒の無ろ過生原酒で、責め。搾って出て来た順番が最後のお酒って意味です。普通は、あまりよくないという評価なんですが、ちょっと違うわーこれ。原酒って感じがしないくらい、スッキリして軽く飲める。びっくりしました。タンクで常温熟成させているものは全然違ってた。
こういうのが飲めるから、パンチさんとこに行っとかないとね
平成8年の生の大吟醸「天保正一」。天保さん!!今、能登で何をしてはるんだろう……。13年経過して、なおフレッシュな印象を失わず、キレイさに深い幅が出ている。やさしい甘さが天保さんの穏やかな笑顔を思わせてほっとします。なんてすごいお酒なんだろう。
パンチさんは「天保さんに飲ませてあげたい」とおっしゃってましたが、ほんと、たぶんご自身では残しておられないことでしょう。
またまた、「不老泉」の「備前雄町」。
右は中汲み。……って、せっかくのスペックがピンぼけでわかんなくなってるし
「雄町」の独特の甘味、ちょいと私には甘ったるいなあと思ってたのに、こちらは後口が辛くてキレまくりでした。
パンチさんのお茶目な肴、今宵は生パイン山葵添え。泣きながら「???」でした
それと、この濡れおかき?じゃなくって亀田の「ちぎれ餅」。これも不思議な食感で、お酒のアテになりました。おかきじゃなくてお餅。もっちりちぎれました。
最後はこの2種類。左は、兵庫県の加西市の蔵、富久錦の「夢濾過あらばしり」です。もちろん「山田錦」。右は何だっけ、今年のだったと思うのですが、山廃純米、バランスがよくておいしかったです。山田錦、やっぱ美味しいなあ……。
パンチさん、またすごいお酒ばかりありがとうございました!ちょこっとずつ味見させていただけてありがたかったです。
京都市東山区祇園北側347-55番地 ぎおんグランドビル 一階 どんつき
075-531-2507
お仕事 当分の間 PM 6:00~深夜
不定休
このお店は10月末までの予定です。でも、次のお店の計画もしてらっしゃるのでご安心を。
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