自分にとって今年最終の師匠のステージ
今日はお酒つながりの方にお誘いいただき、京都観世会館に観能に。杉浦定期能です。
すると、最初の演目の囃子方に師匠が!師匠の笛を久々に拝聴できて幸せやっぱ、ええわ~、師匠のお笛♪
それは「巻絹(まきぎぬ)」でした。都から絹を熊野本宮へ献上する使者が予定より遅れたのに、途中で音無天神に一首の和歌を献上します。予定より遅れたことで勅使の怒りをかい、お縄を掛けられてしまいますが、それを音無天神が巫女にのり移り救います。
神様の舞は最初はゆっくりと。後になるにつれて早く、クライマックスまで一気に盛り上がります。神様が能楽堂の四方で足を鳴らして大地を踏み固められ、見ている私たちまでもがお祓いしていただけるような気持ちになりました。
ああ、こんな長い間神様が美しく舞ってくださるなんて。出血大サービスだわ。
有難くて、思わず手を合わせたくなりました。
能の合間には狂言「鬼瓦」。これはオードリーもやっててわかりやすいので(って違う)、先回りしてくすくす笑ってしまいました。
しかし、最後の能は「天鼓(てんこ)」。天から降ってきた鼓を限りなく愛していた少年(名前は天鼓)は、帝から鼓を差し出せという命令にそむいたせいで殺されてしまいます。帝が押収した鼓は誰が叩いても鳴りません。少年の父が叩くと鳴りました。帝は少年を弔います。すると少年の霊が出てきて喜んで舞うというもの。
あまりにも悲惨な内容のせいなのか、睡魔に襲われ(これも違う)、その後寒気がして舞台を見られませんでした。顔を伏せたまま早く浄化されてほしいと願っていました。
ちょっと弱っていたので、普段なら平気なところでも耐えられなかったのかもしれません。
それはさておき、今年最後の観能。ありがたい機会をいただきました。感謝です。
ヨウダ姉さんともお会いできてラッキー
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Comments
師匠の追っかけで、姉さんに会えるとは夢にも思っていませんでした。
きっとこれも神サマのお引き合わせに違いありません
Posted by: 占い師 | 2009.12.13 01:03 AM
占い姉さん
ほんとです!
お会いできてうれしうございました
姉さんは「No No,No Life」(←あってるのか?)でいらっしゃいますよね。。。
Posted by: あひる@地酒 | 2009.12.13 09:11 AM
どちらも「姉さん」と呼び合ってはるので、どちらが「姉さん」なのかわかりかねますが・・・。
横レスですが・・・。
●占い師さん
というハンドルネームなのですね。(笑)
ブログを見てくださってるとおっしゃっていたので、びっくりしました。
あひるさんをお誘いしてよかったです。
また、どこかでお目にかかりましょう。^-^
Posted by: はんな | 2009.12.13 04:34 PM
はんなさん
お誘いいただき、ほんとにありがとうございました!
楽しかったですね~。お能も、忘年会も。
ヨウダ姉さんにもお会いできたし
またご一緒いたしましょう!
Posted by: あひる@地酒 | 2009.12.14 08:48 PM