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2010.06.27

トランジション・タウンとオープンセサミの料理

トランジション・タウンの説明会では、前半にトランジション・タウンの基本的な考え方や考案した人、イギリスでの最初の取り組み、日本での現状などの説明を聞いた後、ワークショップの一部を体験しました。そこで説明会は終わり、その後は夕食を食べながらの交流会。それがオープンセサミの料理だったんです!
トランジションタウンとオープンセサミの料理
懐かしいー!オーナーのきよちゃんの味だーー! おいしいー!うれしい!
トランジションタウンとオープンセサミの料理
で、トランジション・タウンって何?ってことですが、結局実際に回っているところを見ないとわからん
というのが正直な感想でした。
トランジションタウンとオープンセサミの料理
昔、NPO法人ができたとき、非営利活動を目的としている、ということをなかなか理解してもらえないことが多かったのを思い出しました。今度は私自身が、トランジション・タウン(略してTT)を見たこと無いからわからない人になっているわけですな。とほほー。
トランジションタウンとオープンセサミの料理
始まりは「脱石油依存社会を私の住む町で実現していこう!」という意思。そしてその意思を持った人と人とのとってもゆるやかな結びつきであり、それをたくさんの人に広めていき、社会的な運動にまで持って行くものらしい。
イギリスで始まって、ヨーロッパに広まり、全世界に飛び火しているらしい。
トランジションタウンとオープンセサミの料理
「脱石油依存社会をめざす」という目的を、市民有志が「やらされているのではなく自分でやりたいからやる」。そいう点は今回とても腑に落ちた。けれど、じゃあ、誰がどんなことをしているのか、具体的にはわからなかったので聞いたのですがわからず。「滋賀の"びわこトランジション・タウン"は、現在どんな形で、何人が関わっているか、などを聞きたかったが、聞けなかった。とらえどころがない」と言いました。

実物を見ないと、イメージだけで伝えるのって難しいことですから。理解できないひとも多いと思うんですよね~。自分に都合のよい解釈で「わかった」というつもりになっちゃうほうが、よくないし。

NPO法人トランジション・タウン・ジャパンの人からの説明は、以下のようなものでした。
↓ここから
「立ち上げよう」と言いだしたひと3人は、お互いにとことん話し合い、ご飯をいっしょに食べる。それは他から見ると何も進んで無いように見える。それでも、それをしなければ前に進まないのだからしかたない。トランジション・タウンの手引き書がサイトからダウンロードできるから見てほしい。
↑ここまで


そっかー。自分の頭の中に浮かんだのは、税収が減って行政が市民へのサービスが行き届かないから言い出した「新しい公共」という言葉。本当に市民が「やらねば」と考えたことをやるというゆるやかなネットワークのトランジション・タウンも、時代のニーズに応えて登場した新しいシステムなのかもしれないなあって、私のアンテナに引っかかったのだが。「うまく安く使われる」んじゃなくて自分たちの町は自分たちの手で動かしていく。これって地域自治ってやつかもしんない。

結論として繰り返しになりますが、ほんまに理解するには、トランジション・タウンの回っているところに行って、実際に何日間かステイしてみなわからへんだろな~。

2回説明会に行ったけど、トランジション・タウンについては理解できないままだ~。

いま、滋賀でトランジション・タウンを始めたいと思っている人は、オープンセサミのお料理=マクロビ的なお料理が好きなタイプの人なのかもね。それは確実だわ

それと、今日の集まりには「まだ見たことないけど、新しくてワクワクするものをこれから作り上げていきたい」という空気がありました。手作りの会。そして百町館という古い町家の場の持つ力も感じました。

説明会(手作りおやつと無農薬無化学肥料栽培の県内産お茶付き)と交流会(マクロビ食付き)で参加費3000円。だけど40名くらいの申込みがあったそうです。これって、参加無料に慣れている滋賀県の感覚からすれば、すごいことではないでしょうか?参加者は、県内だけじゃなくて、遠くは浜名湖の近くや大阪、兵庫などからも。


今回は日本酒つながりの、無ろ過生原酒ファンさんに情報をいただき、会場でもお会いすることができました。この百町館は、『近江の酒蔵』を出版したとき記念のお酒の会を開いたし、その時、無ろ過生原酒ファンさんも参加してくださっていたという思い出の場所なのです。

雨の中、カッパ着てスクーターで帰ったのでした。


びわこTTの皆様、無ろ過生原酒ファンさん、ありがとうございました。

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