河辺いきものの森
今日は仕事はお休み。塾の現地研修で八日市の河辺いきものの森に行きました。何年ぶりでしょうか。
入り口の看板です。
案内図。ここは愛知川の河辺林(かへんりん)。もともと周辺地域の皆さんの燃料を供給する里山として、また川がはん濫した時の防災林として地域に残された豊かな森でした。しかし、化石燃料に頼った社会になってしまったほんの数十年に放置され、荒れ果ててしまったのだそうです。
その荒れた森の手入れを始めたのは、市民有志。最初は5人で、竹など本来なかったはずの不要な木の伐採を開始したそうです。それから次第に活動する人が増え、ゆるーいつながりで地道に里山保全を続けた結果、地元の人の信頼を勝ち得ました。NPOと市が協力して奇蹟的に復活した里山は生き物の多様性を私たちに見せてくれています。
レクチャールームでお話を伺っているいち、いつの間にか外は通り雨。
大きな窓は一面、緑がしたたるほどみずみずしいのでした。
必死でお話をメモっていたら、窓からカワセミが魚を捕獲したのを目撃できませんでした。悔しい!
今、不安要素は2点。市の財政の立て直しとして管理運営を見直しされ、NPOと市が協働できなることと、ナラ枯れ被害の拡大だそう。ナラ類の天敵、カシナガキクイムシが木をどんどん枯らしていっているのに、県ではその状況を把握していないということです。山に今の時期茶色い葉があったら変ですよね、地元の山をチェックしなきゃ!!
NPO遊林会さんのゆるーい活動は、代表の方が緻密に計算され、信念に基づくもの。その運営ノウハウはとっても勉強になりました
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