不老泉の宴 旬眞庵
朝市の常連で「酒と語り」のイベントでもサポーターとして活躍してくださったAさんご夫婦の主宰。
定期的に旬眞庵でお酒とお料理の会を開催されているのですが、今回は姉御をしのぶという主旨で「不老泉」がメインとなりました。
滋賀よりの京都の住宅街の中にあるお屋敷が会場。緑がとっても美しくinugaoさんにモデルとなって歩いていただきました。お庭とinugaoさん、どちらも素敵!
お座敷から見えるお庭もすばらしい。苔の緑。少し暑いくらいで、室内には冷房が。
姉御のことを語る上原専務さん。いつになく長いお話だったのは、姉御との深くて長い関わりについてだったからです。私も、ご挨拶させていただいたら、吉田酒造さんに初訪問した時のことになって、つい長くなってしまいました。
食前酒として、「不老泉」の梅酒。古酒で漬けてある梅酒は独特の味と香り。大人向け。
向付のお料理は、ヒラメとトリガイのお造り。お酒は木桶仕込みの純米大吟醸です。これも、ひと肌に燗したら、よりお造りとあいました~
きれいな花紫蘇。
椀ものは、れんこんの鶏丸包み、卵豆腐の上にのせてあります。まわりには三つ葉を散らした薄葛あん。ものすごく微妙な出汁?そして塩味。これはお酒に合わせられない…。お酒のほうが勝つだろうと周囲の皆さん。私、こっそり合わせてみたけれど、全くその通りでしたわ。
八寸はよこわの佃煮、小茄子でんがく、えび蒸し煮、カニ身入りの厚焼き玉子、ウナギの蕗八幡巻き、鯖巻き寿司。
お酒は滋賀渡船 無濾過生原酒の21BYと、「杣の天狗」。どちらも、マック次郎さんがマイチロリで燗してくださり、おいしうございました。
そして、羹。こちらが本日のメインイベントとなりました。エビの飛龍頭(ひろうす)、ピンポン(ほたて貝)、くだ牛蒡。
牛蒡をよく見てください。芯をくりぬいて筒仕立てになっているんです。食べてみると、いわゆる牛蒡の味がしない。歯ごたえもなく、不思議で上品な別の食べ物になっているのです。
「この管はきっとお酒を吸うためのものに違いない」という仮説を立て、おーちゃんに実証していただくことに。見事、お酒を吸うことができました。おーちゃんありがとう 本日のMVPは文句なくおーちゃんに決定
焼き物は、焼きアナゴ、鯛の大葉巻き揚げ、くらげとキュウリのあえもの。
お酒は備前雄町の新酒。これも美味しい
吸い物は合わせ味噌仕立てで白玉団子入り。ジュンサイも浮かびます。ご飯は生姜ごはん。さわやかな香り。香の物は沢庵、昆布、貝柱の佃煮でした。
デザートはグレープフルーツ寄せ。たぶんゼリーだと思います。さっぱりしてて冷たくぷるんとした口触りを楽しみました。
お酒との相性は考えない「酒と料理はせめぎあい」がモットーの上原専務さんも悩んで決められたお酒とお料理の宴。きっと姉御も喜んでくださったことと思います。おーちゃんも、お酒選びお疲れ様でした!
Aさんご夫婦のお気持ち、ありがとうございました!楽しくて美味しい時間を過ごすことができました。
旬眞庵(しゅんしんあん)
京都市北白川別当町
075−712−0717
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