『この庭に 黒いミンクの話』梨木香歩
数年前、ミンク(イタチ科)が出てくる話だろうと中身も見ずに買っておいた本です。
挿絵がたくさん。軟らかい鉛筆で描かれたモノクロです。
確かに黒いミンクが出てきました。それと、たくさんのアンチョビが泳ぎます。アンチョビが部屋の中や庭を泳ぐ、という描写がやけにリアルで引き込まれてしまいました。主人公の女性は、オイルサーディンの缶詰めと酒だけで数日を過ごしているというのです。ちょっと共感
洋酒のビンの中には日本酒ものビンもある、とのこと
ミンクの毛皮の描写は、とても的確。つやつやとした黒い毛は濡れているよう。そうです。ミンクは極上の毛皮をまとっています。
どちらかというと、ピンクの象とかミニ大名行列が見えるという、アレ系な感じです。全体が幻想的なのです。
しかし全く理解できないまま唐突な終わり方で、本を持ったまましばらく唖然としてしまいました。『からくり からくさ』の続編の『ミケルの庭』のを読んでいないといけないらしいのです。また、見つけたら読んでみることにします。
『この庭に 黒いミンクの話』梨木香歩
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