『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』鴻上尚史
2000年にハードカバーで出版された『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』。劇作家・脚本家・舞台監督など、多角的に活躍されている鴻上尚史さんの本です。
当時の自分は、魅力的な自分とは?というヒントをもらいたかったので買いました。「感情のヒント」部分を重視してたのです。今、改めて読み直してみると、「体のヒント」部分が響く。ふだん気にしていない自分の体について正しく把握し正しい姿勢を身に着けるための入門書になっています。鴻上さんは役者の指導をされているため、体を使っての表現を常時考えているプロのために、もっと専門的な本も書いておられるそうですが、この本は一般向けなの平易な表現をされ、わかりやすいのです。
正しい姿勢とは、たとえば頭のてっぺんから見えない糸で吊られているイメージで、頭が首と肩に乗っている状態。
「なんでそんなこと?」と思いつつ、試してみるととっても楽なのです。そうじゃない姿勢はどこか筋肉に緊張を強いているから、肩こりなどを引き起こします。でもクセになっていて、そういう緊張があるほうが楽。だからといって直さないでいると結局いつか体にしわ寄せがくる。
実は最近、左右の足の長さが違ってきたようなのです。スロースクワットしてて、角度が違ってしまいます。
足から腰にきて、軽い腰痛を引き起こしているし、片方だけひざが痛むという……とってもやばい展開。
この本の中に「足の組み方で足の長さが変わる」という文を見つけ、意識してみると、常にやはり長いほうの足を上にして組んでいました。今は短いほうの足を上に組むようにしています。
もう、ええ加減若くないから、メンテナンスしながら自分の体とつきあっていかなきゃ。この本はとても参考になりました。
野口整体関連の本の名前も参考書として出てました。
↓文庫化されています。
『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』(講談社)
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