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2011.08.31

岩手県大槌町で川掃除

先週の金曜日の夕方6時、大津を出たバスは彦根駅前で残りのメンバーを乗せて、北陸道→磐越道→東北道→釜石道を経て釜石市の北隣くらいに位置する大槌町に向かいました。

到着したのは朝10時。まずは現地ボランティアセンターのサテライトに行って、今日、どこで何をしたらよいかの指示をもらいます。事前にボランティアセンターに登録していたから、スムーズ。

そこで、現地で「カムバックサーモン・プロジェクト」活動をしている、グッドネイバーズジャパンの方の指示で大槌川の川岸にある大槌中学(グーグル地図へリンク)に向かいました。中学校でバスを降り、長靴にはきかえて、堤防の上の道を歩いて、小さな支流が大槌川に合流する地点に向かいました。

国道45号線大槌バイパスの橋がかかっている、その下あたりです。

水門があり、支流が大槌川に合流するところ、そこのヘドロをすくって、土嚢袋に入れて一輪車で運び、橋げたのところに積み上げていきます。

作業はほかに、川に沈んでいる、もともとはなかったモノを拾い上げることや、それらに付着している水生植物や動物を除去することもあります。ブラシを使ってきれいに落とす、地道な作業。

30分作業して、15分休む、というペースで小刻みに行いました。午前中は12時まで。一時間は昼休み。午後は1時から3時まで。(ほんとは2時半で終わるべきだったそうです)

ヘドロは、なんとも言えないイヤなにおい。海辺のような、ものが腐ったような、ドブのような、石油などのような……。大槌川は水がとってもきれい。水底まで見通せるくらい。

でも、川底を掘り返して埋まっているモノを取り除く過程で真っ黒ににごります。

この真っ黒い色を指して、地元の方は「津波の色はこの色でした」と言われました。

出てくるモノは、ゴミじゃないのです。もちろん、トタンや家屋の壁や鉄骨などもありますが、
大切に使われていたのだろうと思われる野球のグローブ、五月人形の鎧、財布、パスポート、レントゲン写真、といったものが。

梅酒の瓶まるごと。包丁。電動のこぎり。編み針、たばこのキセル。

これを使っていた人たちは、今どうしておられるのか、元気でいらっしゃるのか。そんな思いがぐるぐる回ります。

カムバックサーモン・プロジェクトは、大槌川に鮭がふたたび遡上してくれるように、もとに戻そう、と活動しているものです。岩手県の川のほとんどには、鮭のふ化場があります。

大槌川にももちろんあります。大槌中学の門の向かいにも、鮭鱒人工ふ化場がありました。ブロック塀が倒れて水のパイプが切断されていました。敷地内の松などは赤く枯れてしまっていました。

この支流にはイトヨが生息しているのだそうです。それくらい、湧水できれいで冷たい水が流れている川なんですね。

私たちは3日間という短い間だけ、清掃しましたが、もうずーっと前からいろんな地域からやってきたボランティアの皆さんが片づけてきたから、この程度になっているのです。私たちが帰った後も、また別のボランティアさんが別の場所を清掃していくことでしょう。

鮭がちゃんと帰ってきて、無事産卵をしてくれたら、きっと町の人も喜んでくださることでしょう。

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