平安神宮 薪能
今夜は平安神宮の京都薪能の二日目でした。
能管の師匠がご出演なさるので行ってきました。
かなり海外からのお客様の割合は多くてびっくり。
あいにくの曇天でしたが幸い最後までもちました。
経正、羽衣、夷毘沙門、小鍛冶。そして附祝言。
龍田は紅葉の名所です。龍田姫の真っ赤な装束の美しいこと。冠の上の紅葉もかわいい。
経正は一ノ谷の合戦で討ち取られた若い武士が「うらめしい」と舞ます。なんとも気の毒でした。
羽衣はいわゆる羽衣伝説をモチーフにしていて、落ちていた羽衣を漁師が持ち帰りますが天女が「返して」と泣いて頼むと「舞を見せてくれたら」と返してあげます。この衣装の美しさったら!薪の炎の光を一身に集めたかのように光り輝いていました。
私は何故かこの時に限って睡魔に襲われてしまいました。この世のものとは思えない美しさが何かを舞台に誘い出したのかもしれません。
夷毘沙門は狂言。夷様は大きな鯛を抱えていました。私はヱビスビールを飲みたくなりました(^_^;)
最後は小鍛冶。お稲荷さんのお使いの狐が、これまた所作がかわいい!冠の上の狐も分かりやすくていい!髪の毛は真っ赤でヤンチャな印象。後ろ髪が一房白いのはメッシュ入れたのかな。
その狐のお使いの前に登場する童の黒髪が風になびく場面は薪能ならではのもの。胸キュンシーンでした!
最後に祝言がおめでたい雰囲気をいやましてくれました。
ああ、薪能最高!
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