日曜日、JRの旅の目的は姫路駅ビルにある、試 こころみ という日本酒バーでした。
姫路のお友達Nさんに教えてもらったOさんご夫婦が、誘って下さったのです。
このお店は兵庫県のお蔵の日本酒だけを200数十種類集め、小さ目のグラスでワンショット売りする立ち飲み形式。肴も110円から500円(本体価格)までで買えます。
タッチパネルで好きな銘柄を選び、プリントアウトされたレシートをカウンターに渡し、肴を注文。料金を支払って、お酒と肴を受け取り、テーブルに運びます。
もちろんタッチパネルでなくても、口頭でも注文可能。
選び方次第ですが、からすみや大吟醸など選ばなければたぶんグラス1、2杯と肴1種類とで1000円札でお釣がくる。
そして、一番感心したのが、お酒の名刺です。お酒のグラスには、必ずそのお酒の写真とコメントとメーカーなどの情報が入った名刺大のカードが添えられているのです。
事前に会員登録を済ませておき、カードのQRコードを読み込むと自分のスマホや携帯に飲んだお酒の情報が入ります。つまり、一度飲んだかどうかもわかるというわけ。
これ、面白い~!いいな~!滋賀の日本酒でもこういうの欲しいです!
なんだかコンプリート目指したくなりそう。
営業時間は平日の昼間1時から夜9時まで。土日は正午から夜8時までです。
私たちは何度もお代わりしては盛り上がって、長居したのですが、他のお客様はさっと飲んで引き上げるので回転が早いのです。入れ代わり立ち代わり。
雰囲気はまさにオシャレなバー。でも、一度ドアを開けて入ってみると、ものすごく敷居が低くなったのを感じました。
そして、業務用かんすけがあって、燗はセルフサービスでできる!これはうれしいです\(^ー^)/錫のチロリで、生もとや山廃の熱燗が最高でした。
お水のサーバーもあって、こちらもセルフでOK。「和らぎ水」ってポップが貼ってありましたよ~。
お店を経営しているのは、お酒の卸売り業の会社だそうです。お店の名前「試」がコンセプトであり、それが徹底しているのを感じます。英語バージョンのパンフレットもあり、さすが世界遺産「姫路城」のおひざ元!
また、兵庫県は灘という日本酒の一大産地を擁し、「山田錦」という吟醸酒の技術とともに育ってきた酒米の総本山でもあります。
ここで美味しかったらカード情報をもとに、酒屋さんで買うことができますし、居酒屋でも「このお酒を」と注文することも可能になります。だいたい美味しい酒も、酔っぱらっていると翌日には銘柄名など忘れてしまうもの。このカードと情報アプリで、美味しいお酒は売上アップ!
本当に、いいアイデアだから、ぜひ全国に広めてほしいものです。
お店自体も素晴らしいのですが、考えれば考えるほど、維持は大変……。
「滋賀にもし、こんなお店を作るとしたら大津よりは草津?」
「酒造組合だけじゃなく、県や国にも協力してもらえたら!」
など、話は盛り上がりました。
楽しかった~!
Oさん、Nさん、本当にありがとうございました!
試 (こころみ)
079-280-6172
兵庫県姫路市南駅前町125 ビエラ姫路
営業:火~金 13:00~21:00、土・日 12:00~20:00
定休日:月曜
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